モリーオ株式会社

糖尿病に隠れた心臓病 -- ご注意下さい!

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糖尿病になると、心臓病が怖いと聞きましたが本当ですか?

本当です。

 糖尿病患者さんの死因のトップが心筋梗塞などの心臓病です。糖尿病の治療と、高血圧などの合併症の治療を十分にして、心臓病の予防をめざしましょう。

同時に、心臓病を早期に発見することがとても大切です。早期に発見できれば重い心臓発作を防げる治療法がいろいろあるからです。

いま、特に症状はないのですが、心臓の検査を受けた方がいいでしょうか?

症状がなくても定期検診を受けることが大事です。

 糖尿病患者さんの心臓病は、自覚症状が全くないか軽いことが多いのです。そのため、胸苦しいなどの症状が出てから検査するのでは手遅れになりがちです。ある日、突然に重い心臓発作を起こすことになるのです。

心臓検診の最初は、安静時数分間の心電図と胸部エックス線写真です。次に、心臓病の早期発見をどれだけ鋭敏にできるか、検査に伴う危険、苦痛、困難、手間、そして費用などからみて、最も効果的な検査法を選びます。それがホルター心電図検査なのです。

少なくとも、年に一回はホルター心電図検査を受けることをお勧めします。

ホルター心電図検査とは、どんな検査ですか?

普通に暮らしている一日24時間の心電図全部を記録する検査です。

 日常生活に差し支える面倒や苦痛はありません。心臓に負担をかけることも全くありません。 ホルター心電計は小型軽量で、身体につけているのも忘れてしまうほどのものです。ふだんの生活の中で、隠れている心臓病やその前兆をみつけます。

費用は、自己負担が1割なら1,500円、3割なら4,500円です。

実際はどのように検査するのですか?

下の写真をご覧下さい。

ネットデホルター電極装着イメージ   ホルター記録計

 胸の真ん中にある白い四角形のものがホルター心電計です。重さ30グラムです。この心電計に、胸の前面に貼ってある5個の電極からの心電図誘導コードがつながっています。左手に持っているのはイベントボタンです。何か気になったときに押すと、その時刻が心電図記録に記されます。
右の図は心電計に心電図誘導コードを接続したものです。

検査中には、図の行動記録カードに歩行、食事、労作、トイレ、起床・就寝などの行動記録のほかに、胸痛、動悸、息切れ、めまいなどの自覚症状を記入していただきます。

ホルター心電図検査で何がわかるのですか?

心臓が一日に何回、どのように打っているか、不整脈(脈の乱れ)や、
狭心症などの心筋虚血(心臓の筋肉に酸素を運ぶ血管の血液の流れが足りない状態)があるかないかなど、心臓の働きのおおよそのことが分かります。

 起床時、排尿排便中、通勤中、仕事中、運動中、休憩中、食事中、飲酒中、セックス中、睡眠中など、入浴以外の全ての時間帯の心電図を記録して、心臓の働き方を調べます。

ホルター心電図に異常があれば、次の検査や治療が必要かどうかを考えることになります。今の主治医と心臓病の専門医とが一緒に貴方を診ることにもなります。

ホルター心電図検査を受けたいのですが、どうしたらいいのですか?

主治医の先生に申し出てください。

 今日、ホルター心電計が空いていれば、すぐに検査ができます。

翌日、その心電計を返却していただければ、数日後には結果がわかります。当日に心電計が空いていなければ、ご都合のいい日を予約してください。